ハンキーバニスター 8年 1980年代流通 特級表記
評価:7.5点
コスパ:B
価格:6,000円くらい
購入場所:ヤフオク
ハンキーバニスターは積極的には買いませんが、今となっては安い割に飲みやすく、特に1970年代のものはNAでも中々の味わい。ラベルの紋章が違うので見分けはつきやすいです。
さて、今回は超熟の20年の特級がオークションで出ており、何か買ってしまいました。750mlで特級、あとは販売が三越なので1980年代後半の流通でしょうか。陶器ボトルもバブルを思わせます。その時代小学生だったので知りませんが(笑)
蜜蠟で閉じられているのでそれを取り除き、開けようとしたら、案の定コルクが逝っちゃってまして、デキャンタしました。共洗いをして元に戻し、ワイン保存するキャップにラップ巻いた後にパラフィルムをするという保存法に。
香りは、蜜だんごの蜜、ブラウンシュガー、少しのケミカルっぽさというかセメダイン感、鼈甲飴な感じで、ハンキーバニスターらしさは健在。結構個性的でクラシックな感じ。
味は、この時代の12年や8年に比べシェリー感があり、それが高級感を出しているのかもしれません。とはいうものの、割とドライで少しピリピリ。カラメルっぽさは健在で、割と苦味もあります。グレーン由来なのか穀物感もあり牧草を思わせる。
クラシックな味わいであり、マイナー路線をいきつつ、その時代の日本人が割と好きそうな感じなのかもしれません。当時だと高かったんだろうなーと思います。
嘘か真かグレンファークラスがキーモルトとされていますが、確かに入ってる感じはします。20年も熟成してるのに、そこまででもないなーなんてちょっと残念だったりはしますが、ウイスキーそのものは懐かしい感じもして、ありだとは思いました。
人気のない超熟のウイスキーって、その理由がわかるものが多いですが、5000~6000円くらいであれば十分満足できる味わいのハンキーバニスター20年でした。保管がメンドクサイが・・・。
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