完成度や継続や伝統

日常
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たまに思うことですが、先日は国産のウイスキーを飲んでいて改めて思いました。気質というか文化というか、日本には超絶技巧を駆使した芸術品や技術を重要視する傾向にあると思います。最近は多様化して海外も日本も変わってきたとは思いますが、依然としてあるような。

ウイスキーの場合、国産ウイスキーは世界的に評価が高まり、確かに他国にないような味わいがあったりします。うまいし、あんまりケチをつけるところがないというイメージ。技術や伝統、気質、文化などに裏打ちされた完成度の高いウイスキーな気がします。

左のほうが古いバランタイン

同様に楽器でも感じるところがあります。木材の選定、理論的なこだわり、丁寧につくるという感じ。その音は確かにバランスが良かったりしますし、弾きやすかったりします。

たまに思うことですが、それらは悪く言えば”面白くない”とか”特徴がない”と思う瞬間があります。ギターなんかだとギブソンとかヒスコレでも別に質がそれほどいいとは思わないですが、でもなんかギブソンの音がするし、その粗さみたいなものが結果良かったりする、、みたいな。ギターアンプとかでもそうです。

そもそもウイスキーもギターも日本発ではなく、まず模倣から始まり、オリジナリティを出していくという感じ。それが本物になり結果グローバルでも評価されると。それには情熱があり、工夫をする日本人の気質があるとは思うので、何かを継続する、やり続けるというのもとても大切なことだと思います。

長い月日をかけて、様々な経験や体験から得られるノウハウであったり、技術は伝統となり、いつかはわかるかもしれないが、理論的でないかもしれないけど、なんかいい、ということを生み出したりもするんではなかろうか。勿論長い時間により、例えば酒蔵であれば、住み着いている菌が作用する環境をつくるということもあるでしょう。また、流行とかを常に捉えたりして対応してきた、しているというのもあるのかもしれません。

人でいえば、なんかいい、というのは、経験からくる深みみたいなものかもしれません。同じ言葉を発しても、地位などは関係なく、説得力あったりする人っているのではないかなと思います。テクニックや技術も大事ですが、なんとなく体験や経験の積み重ねの価値みたいなものがわかる気がします。

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