マルセル ダイス アルザス ルージュ 2018

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マルセル ダイス アルザス ルージュ
2018
評価:6.5点
コスパ:C
生産地:フランス アルザス
品種:ピノ ノワール100%
価格:3,784円(税込)

アルザスで好きな生産者といえば、マルクテンペとマルセルダイスが思い浮かびますが、珍しく赤ワインを飲んでみました。マルセルダイスはアルザスにテロワールの概念を持ち込んだことでも知られている生産者。テロワールの勉強というか、好みは置いておいて、こういうものがテロワールか、と勉強になる一本でもありました。

まず香りも味もその土地由来というか土っぽさからくる香りがあり、フレッシュそうな感じはします。香りはあんまり香るという感じではなく、大人しく自然な感じ。飲んでみると、ほどほどの果実味は感じますが、少し野生っぽさがあり、そして酸っぱい。いかにも自然派というか、ナチュラルなワイン。フレッシュというより、若さが目立ち、それが良さに繋がっていないような気がしました。

アルザスらしく一定のミネラル感はあり、結構複雑な味わいもあり、深いといえば深い。しかし好みか?というと、そこまでこういうワインを飲み慣れていないせいか、それほど好みではない。少し時間を置いて飲んでみると、やや滑らかになるものの、この酸っぱさはそこまで変わらず、やや気になるところ。

このワインはアルザスの赤ってこういう感じなのかなーと理解するにはいいように思いますし、これがアルザスのポテンシャルを最大限出しているというのであれば、アルザスはやっぱり白だなと思ってしまったり。ただこの複雑さ、恐らく他とは違う土から来るアロマみたいなものを理解するにはとても良く、へ~~~と思えるワインでした。

値段としては4000円近いので、好みで言えばフランスワインであっても他のものを選ぶと思います。よってコスパとしてはあまりよくないかと・・・

アルザスは歴史的にもドイツになったりフランスになったりと国境付近でいざこざがあったわけですが、土壌や気候からかやっぱり白ワインがうまいなと思ってしまいます。感覚的にはドイツワインってやっぱり白だよね、赤あんまりおいしいの飲んだことない、みたいな感じ。

マルセルダイスであってもやっぱり白だよね、って思ってしまうので、私の中ではアルザスは白という結論に。ただし最初に述べたようにテロワールとか自然な感じというのを体験するにはいいと思いました。

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