古いウイスキーを飲みながら

日常
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最近は良くないとは思いつつ、寝る前までちびちびウイスキーを飲む日が多かったしますが、現行品はあまり飲まずに古いウイスキーばかりを飲んでいます。ウイスキーのいいところは一回開けても、ある程度ちゃんと保存しておけば、半年くらいは十分にいい状態で飲めるので、数本開けてその日の気分で飲むウイスキー変えたりとかが出来ます。写真はバランタインですが、既にブログで紹介している80年代近辺の17年と70年代の12年を飲み比べたときの写真。

この12年なんかは、瓶詰されたのが70年代なわけですから、1960年代のお酒なんだと思うと実に約50-60年前のお酒を飲んでいることになります。一生使うものって歳を取るごとに増えていくものだとは思いますが、50年とかは長いですなぁ。というか生まれてないから体験したことのない時間です。

歴史あるもので少しわかるものといえば、ギターがあります。エレキギターなんかはまだ生まれてから70年ほどしか経っていませんが、景気にもよりますが、1959年のギブソンレスポールなんてひと昔前は500万とかで買えたでしょうけど、状態よいものは今では数千万はするでしょう。勿論希少性もありますが、木は時間をかけて熟成というか良くなっていくので、鳴りがだいぶ変わるでしょうし、何度か弾かせてもらったことはありますが、やっぱりトーンは違います。リイシューと呼ばれるレプリカが出てますが、それはそれでいいギターだったりしますけど、やっぱり違います。

日本の電機メーカーをはじめ、良いところは、徐々に何かをよくしていっているということでしょう。例えばエアコンであったり冷蔵庫であったり、炊飯器であったり。こういったものは、技術の蓄積がなければ今のようにはなっていないでしょう。ポルシェがなぜか乗ってみると他と違うのは、ずーっと一貫してスポーツカーをつくり、技術の蓄積や熟成があったからだとも言えます。例えばホンダはNSXを数年前に新しく出しました。速いんでしょうけど、なんか急にアメリカ市場を意識してるかのようなデザインだし、あんまり魅力的には映りません。もしホンダが歯を食いしばりF1に参戦しつづけ、NSXをつくり続けていたら、今のNSXのようにはなっていなかったのではと思います。

歴史とか技術の伝承って大事だなーと思いつつ、それが途切れたりしてちぐはぐだったりすると、あのときの、あれは良かった!ってことで、価値が出るということもあるでしょう。古いウイスキーは、やっぱり現行品飲むよりおいしい場合が多いですからなぁ。とかなんとか思って、まとまりなく終わります。雑記ってこういうの楽ですね。

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