花の香 菊花 純米吟醸

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花の香 菊花 純米吟醸
評価:7点
コスパ:A
価格:1,445円(720ml)
購入場所:ネット
酒造:花の香酒造

熊本に行ったときに食事をしながらいくつか熊本の日本酒を飲みましたが、花の香が一番印象が良かったので、改めて買ってみて、いつもの環境で飲んでみることにしました。九州ってお酒頂戴っていうと焼酎が出てくるイメージで南に行けばいくほどそういう印象。鹿児島なんかは特にそうじゃなかろうか。佐賀には七田や鍋島など有名な酒蔵がありますが、熊本は正直思い浮かばす、そして焼酎文化だと思っていました。

今回は生酛づくりなのでたぶん結構手間かかってると思います。非常に面白いお酒でした。火入れしてないんじゃなかと思いますが、少なくとも2回はしてない気がする。というのは生酒っぽさがあり、とろりとした感じに、少しピチピチしているのが理由。わかりませんが、味わいは酸がとてもよく芳醇な味わい。香りも中々楽しめますが、割とフルーティで飲みやすいのに、キレも悪くない。一番印象的なのはやはりバランスのよい酸でしょう。

菊花ということなので秋のお酒かな?と思いますが、年中楽しめる味わいとバランスの良さ。少しだけ深みとコクが足りないですが、十分及第点。後味も割とスムースですが、やや最後は苦味が残ります。これはさらに米を削れば解消されると思いますが、問題はこのバランスが残るかどうか。そして元々そこまでコクがないのでより水っぽくなってしまわないかは懸念されるところです。

9号酵母を使っているようで、個人的には6号酵母や9号酵母は好みなわけですが、その辺りもフルーティさが出ていて華やかになっている一つの要因かもしれません。お米は山田錦を使っているようで、こちらは芳醇さや味わいに影響しているような。山田錦は安定のお米。今後は勿論好みなどが多様化するでしょうけど、最も飲み慣れているので、私個人はきっと一生山田錦ベースのお酒が基本的には好きなのだと思います。

さて、このお酒、手間がかかっているはずなのですが、1500円を切る価格です。これは驚くべき安さであり、ある意味熊本の日本酒というブランド力のなさがそうさせているのかもしれません。コスパとしてはかなりいいのでリピートしたいと思います。

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